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ご飯食べて糖尿病??

  • 2012年3月22日 18:04

 白米を食べると糖尿病になりやすいという記事を見つけました

 日本人は、もともと膵臓の機能が弱い人種で(ある先生にお聞きしたのは、アメリカ人の1/10の機能と・・・・)
糖尿病になりやすいのだとお聞きはしていたのですが・・・・・

GI値からうかがえるのは、消化のよいものほど吸収が早く
そのために血糖値の立ち上がりが、急になるということです。
この立ち上がりを捕まえて、膵臓から血糖を下げるインスリンが放出されます。
血糖値の出だしが急だと、インスリンが出るスピードも急になります。
(車を急発進させたようなものですね)
これにより血糖が下がります。
(ただ、上がった速度に比例するので案外急激に下がることも・・・・)
裏を返せば、この下がった血糖分のカロリーが無理やり体に貯まるということになります。
ですから、太るし・糖尿病にもなる。 

理屈では、わかっていたのですがきれいに立証されたのですね。


下記に念のために記事を付けておきます。

白米を食べるほど2型糖尿病に,アジア人で顕著 日本,中国,米国,オーストラリア研究のメタ解析

 米ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)のEmily A. Hu氏らは,白米の消費量が多いほど2型糖尿病を発症しやすいというメタ解析の結果をBMJ(2012; 344: e1454)に発表した。1日1杯増えると2型糖尿病の発症リスクは11%増加していた。同研究には,日本,中国,米国,オーストラリアのコホート研究が含まれており,西洋人よりアジア人でその傾向が強いことも分かった。
アジア人で1.55倍,西洋人で1.12倍

 Hu氏らはMedlineとEmbaseで白米の消費と2型糖尿病の発症リスクに関する前向きコホート研究を検索。基準を満たした日本,中国,米国,オーストラリアの4研究のデータを解析した。

 対象者35万2,384人を4~22年追跡。1万3,284人が2型糖尿病を発症していた。アジア人で平均消費量が多く,ごはんとして1日3~4杯食べており,西洋人では週1~2杯だった。

 研究間に有意な異質性(I2=72.2%,コクランのQ検定P=0.001)が見られたものの,ランダム効果モデルを用いた分析で,白米の消費量の最高消費群を最低消費群と比べた2型糖尿病の集積相対リスク(RR)は1.27(95%CI 1.04~1.54)と上昇していた。最高消費群を最低消費群と比べたRRは,アジア人の研究で1.55(同1.20~2.01,異質性のP=0.17),西洋人の研究で1.12(同0.94~1.33,異質性のP=0.13)であり,人種による交互作用は有意だった(P=0.038)。

 対象者全員について用量反応性を調べたメタ解析では,白米の消費量が1日1杯増加するごとに,2型糖尿病はRRで1.11(95%CI 1.08~1.14,傾向性のP<0.001)増加していた。固定効果3次スプラインモデルを用いた分析では,非線形性の関連はなかった。

 性別の二次解析では,男性より女性で関連が強いことが示された(RR 1.08 vs. 1.46)。

 白米は高グリセミック指数(GI)食であり,食事によるグリセミック負荷が糖尿病発症リスクを上昇させることが西洋,アジアの最近の研究で報告されている。また,白米は玄米と比べて2型糖尿病リスク低下に関連することが報告されている繊維,マグネシウム,ビタミンが少なく,同氏らによると糖尿病のリスク上昇を引き起こす可能性がある。

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